理事長あいさつ
「ホームページ開設によせて」
サポートセンター・ビーイング 理事長 寺門敏子 |
NPO法人サポートセンター・ビーイングは平成14年に、次のような理念、目的のもとに設立いたしました。
- 一人では生きる力の弱い障がいがある方々が家族に頼らなくても、地域の中で生きがいのある安心した生活が出来る地域社会を創る。
- 街の中で障がいがある方々も自然に行き交う、にぎやかな地域を創る。
- 老若男女、障がいのあるなしにかかわらず、みんな社会の構成員であることには変わりはないという観点から、偏見や差別のない「心のバリアフリー」を実現する
以上を活動理念として地域に根差した活動(音楽活動、障害者スポーツ普及活動、花の輪活動、講演活動、啓発活動等)を法人発足より17年間、行政をはじめ多くの方々からご支援、ご指導をいただきながら活動を継続してきました。
施設を持たず、無償ボランティアに徹して活動してきましたが、昨年度から、湯沢市、雄勝郡に在住の発達障害、知的障害の児童生徒の放課後等の時間を有効活用し、その健康、福祉向上に貢献したいと考え、放課後等デイサービス事業の準備を進めてまいりました。
昨年暮れ事業実施に当たり、湯沢市から旧小野地区センターをゆずり受けることができました。この場所は元々、保育所として建てられた場所であり、障害がある児童生徒が、障害に応じた適切な療育や運動のできる空間が屋外に確保されており、一人ひとりが伸び伸びと活動することができます。
また、放課後等デイサービス事業だけでなく、障害者スポーツを広げる場としての活用、過疎化が進む中、地域に住む方々、特に高齢者の方の孤独化を防ぐための見守り的役割が果たせる活動として、語らいの場、憩いの場、催し開催の場所、自分の特技を披露する場としての活用など公民館的な活用も考えています。
令和元号が発表された日に内覧会が行われ、4月1日から開所いたしており、現在4名の児童生徒が元気に「ただいま」の声とともに帰ってきます。現在手続き中の児童もおり、来月から、またにぎやかになりそうです。
放課後等デイサービスの事業所名は「ビスコーサ」です。ビーイングのシンボルの花として親しまれてきた、「幸せの青い花」の正式名称で、花言葉が「祈り」です。
令和の時代の願いでもあります、平和でみな仲良く穏やかにより良い生活が築けるように、との祈りをこめました。
このホームパージでこれからのビーイングの活動を知っていただき、またイベントに参加していただく良い機会になり、さらには、活用いただければ幸いです。
令和元年5月